wacco

waccoは「高齢者支援団体」ではなく「輪っかを作る団体」

シニアの女性が赤ちゃんを抱っこして笑い合っている様子

「わっこ」は北海道弁で輪っかのこと。若者と高齢者がつながる輪を広げたい、という思いでこの名前になりました。

学生が高齢者を支援する、という一方向の団体ではありません。掃除の依頼に行くと朝ご飯が出てきて、着付けを教わり、赤ちゃんを抱いてもらう。助け合いの向きがぐるぐる回っている状態を「輪っこ」と呼んでいます。

シニアのメンバー名簿は作っていません。依頼で出会って、そのまま何年も仲良くしている方が何人もいます。訪問していた婆ちゃんたちが「私もわっこメンバーよ?」と言い出したので、多世代サークルになった。そういう団体です。

依頼の外で、どれだけ仲良くなれるか

waccoが最初に受けた依頼のひとつは、一人暮らしで要介護1の80代の女性からの、庭の草むしりとベッドの組み立てでした。作業が終わって話していると、「病院以外で出かけない」「会話するのは家に来るヘルパーさんだけ」と言われたのです。寂しく暮らしていたのかと、衝撃でした。

でも同時に、その人は「楽しく暮らしたい」と言っていました。その力の強さにも、驚きました。

畳の部屋で、シニアの女性と学生2人がピースサインで写る様子

waccoがやりたいのは、その力に付き合うことです。

waccoの野望は、シニアに頼る若者を増やして、スーパーシニアを発掘していくことです。

だからwaccoは、枝切りやスマホの設定を終わらせるだけで帰りません。話しながらその人の暮らしを聞いて、合いそうな輪っこを一緒に探します。子ども食堂のボランティア、学生とのシェアハウス、シーズネットのサークル、waccoのイベント。「支援する側/される側」ではなく、誰もが今を楽しめる街をつくりたいと思っています。

正直に言うと、暮らしがガラッと変わったと言えるシニアは、5年やってもまだ数人です。だからこそ、まだ誰も登っていない山だと思ってやっています。

沿革

スライドの前でマイクを持って活動を紹介する様子

5年で、5人の代表が引き継いできました。

創業メンバーは全員が看護学生、いまの代表は理学療法を学ぶ学生。顔ぶれは変わっても、「わっこをつくる」という一点だけは変わっていません。

  • 2021年8月北大で看護学を専攻した菅野賢人・道中将浩・横谷柊太の3人が、創業支援プログラム「mocteco」4期にエントリーし、waccoを立ち上げる
  • 2022年1月北海道新聞で高齢者宅訪問の活動が紹介される
  • 2022年4月NHK「おはよう北海道」で活動が放送される。立ち上げから8か月
  • 2022年9〜12月地域包括支援センターや福祉関係者30名以上への聞き取りを実施。10月にプレサービス開始
  • 2022年10月高木翔成が二代目代表に就任
  • 2022年STARTUP CITY SAPPORO 最優秀賞。介護新聞・北海道新聞に掲載
  • 2022年WAM助成事業でシーズネットと協働。URコミュニティとスマホ教室。ふまねっと・どんぐりっこと多世代料理教室
  • 2023年3月札幌市の市民活動団体に登録
  • 2023年5月シーズネットと高齢者向けVR体験会(北海道新聞)
  • 2023年6月札幌市の助成でスマホ教室(25名参加)
  • 2023年8月北海道新聞「興味深人」で代表インタビュー
  • 2023年9〜11月代表が世界20か国以上をひとりで回り、各地の高齢者にインタビュー(クラウドファンディングで39名から支援)
  • 2023年12月大高龍磨が三代目代表に就任
  • 2025年3月四代目代表に交代
  • 2025年11月活動を「お手伝い」「イベント」「みんなの孫プロジェクト」に整理
  • 2026年1月最年少メンバー誕生。赤ちゃん塾を始める
  • 2026年3月77歳の嵐ファンのコンサート付き添い(北海道新聞)
  • 2026年五代目代表に交代
  • 2026年9月「札幌こども食堂マップ」公開

代表から

シニアの方と笑顔で並んで歩く代表

高見瞳香(たかみ とうこ)/ニックネーム・ととちゃん
北海道大学医学部保健学科 理学療法学専攻2年。多世代サークルwacco 五代目代表。

waccoに入る前は、なんだか自分に自信が持てずにいました。それが、おばあちゃんに頼って、教えてもらって、話を聴いているうちに、これまで味わったことのない温かさに出会いました。自分は愛される存在なんだ、自分にも役に立てることがあるんだと、初めて実感できました。

老人ホームで子ども扱いされていたおばあちゃんが、話を聴いてみたら実はものすごい人だった、ということがあります。シニアの得意や自慢を掘り出す瞬間が、好きです。

もっとたくさんのシニアを元気づけたい。そして、もっと多くの若者にシニアと接して、救われてほしい!と感じ、代表に就任させてもらいました!

団体概要

名称多世代サークルwacco(わっこ)
設立2021年8月
代表高見瞳香(五代目)
種別任意団体(札幌市市民活動団体登録)
活動地域札幌市内(地下鉄・JR駅から徒歩20分圏内が中心)
会員学生25名。シニアは名簿を作っておらず、依頼で出会った方と続いている関係です
事務所札幌市北区北10条西4丁目1 SCビル2階 シーズネット内
活動場所北大、会員宅、シーズネットなど
年会費学生1,000円
連絡先070-9119-1567/wacco0826@gmail.com/公式LINE
SNSInstagram @wacco_sapporo